software architecture

因果関係の理解と設計時の思考の永続化

因果関係の理解まで至りたい OSやM/Wというのは、「極端に間違ったことをしなければ、手を入れなくても一定の機能要件を満たす(動いちゃう)」という性質がある。もっと雑にいうと、「根拠はわからないがパラメーターの変更をランダムに試行錯誤したら、ほ…

設計についてあれこれ考えたこと

About 本記事は、設計についてここ一年で考えたことの備忘録です。ADR、問題空間、ペースレイヤリング、Wardlley Mapsなどの話題を扱っています。 About 1. 意思決定行為は記録できるか? Whyをどこまで/どうやってドキュメントするのか問題 Arthitecture De…

設計思想 == トレードオフに対する価値観の表明

ITシステムの設計をする際に、そのシステムを取り巻く制約条件・トレードオフ構造を把握することはとても重要です。そのような事柄について何をどのように考えるべきか、備忘メモを残しておこうと思います。 設計時に考えるべき事 1. 何と何がトレードオフと…

Wardley Maps

re:Invent 2020で技術革新の影響を可視化するための手法として Wardley Maps という手法がAdrin Cockroftによって紹介された。[1] ( AWS re:Invent 2020: Adrian Cockcroft’s architecture trends and topics for 2021 ) 本記事ではその概要を解説する。 サ…

設計をするときは要件、課題、解決策の順番で考える

『建築の設計力』 という本の内容を元に考えた、設計をするときの思考プロセスについてのメモです。 設計をするときは要件、課題、解決策の順番で考える 設計をする時は、要件をもとにまず課題を設定し、それから解決策を考える 進め方が望ましいです。 fig.…

読書メモ:データモデル大全

システム開発・刷新のための データモデル大全作者:渡辺幸三発売日: 2020/06/12メディア: Kindle版 本の概要 業務アプリケーションに使われる様々なDBのデータモデルを紹介&解説している本です ER図ではなくデータの具体例を付記することが可能な独自形式の…

読書メモ:アーキテクトの審美眼

最近読んでいる本のメモ アーキテクトの審美眼 (DBMagazine SELECTION)作者:萩原 正義発売日: 2009/03/03メディア: 単行本(ソフトカバー) 本の概要 2007年出版のソフトウェアアーキテクチャの本です。DB Magazineでの連載が元になっているようです イベン…

UML:クラス図についてのメモ

前提 Javaで実装する前提で考える 前提 クラス図 基本的な考え方 関係(Relatioships) の類型 関係(Relatioships) の図での記述ルール 関連(Association) Link SourceとTarget 実装パターン 多重度(Multiplicity) 定義 多重度の記載方法 下限値の考え方 脚注/…

『はじめての設計をやり抜くための本』の読書メモ

ずっと以前に買って積み本にしてしまっていたのですが、 昨晩に「ちょっと読んでみたい気分かも」という感じになりざっと流し読みました。 2008年に初版発行ということで、Strutsフレームワークの話題が沢山出てきたりと、 今となっては古さを感じる部分もあ…

コンウェイの法則の論文の解説記事

blog.acolyer.org コンウェイの法則の元となった1,968年の論文の解説をしているのだけど面白いです。英語が読める方は元記事をぜひ。 以下、自分用メモ ピラミッド組織と階層的な移譲行為 上位の人が全体的な方針を決める 下位の人は上位方針に従い、細部の…

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