『はじめての設計をやり抜くための本』の読書メモ

ずっと以前に買って積み本にしてしまっていたのですが、 昨晩に「ちょっと読んでみたい気分かも」という感じになりざっと流し読みました。

2008年に初版発行ということで、Strutsフレームワークの話題が沢山出てきたりと、 今となっては古さを感じる部分もあるのですが、一方、 「ここについては今も変わらないないなー」であったり、「なるはど、これはこういう経緯だったんだ!」[1] と思わされる記述も多く、読んでいて楽しかったです。

第5章『アーキテクチャの目的』では、良いアーキテクチャの効用として、 - 大きいシステムを小さく開発することを可能にする。それにより保守性が向上する - 要件を実現するために、どんな粒度でどの部品を作るべきか?という基本構造を提供することで、 網羅的に機能開発し要件を満たすことを容易にする の2つが重要とかかれていて、以前からあった「アーキテクチャって要するに何だろう?フレームワークとの違いは?」 みたいなもやもやがだいぶ減った気がしました。参考書として挙げられている、"Patterns of Enterprise Application Architecture" も挑戦してみたいと思います。

ソフトウェア設計に関して、広い範囲を外観できてよかったです。 類書を読んでより理解を深めたいと思います。

[1] 最近Javaを学び始めたためか、「どういう経緯でこういう言葉があるのか/こういう仕様になっているのかよくわからない。。」ということばしばしばあります。歴史的な経緯を知ると「なるほど!」となることが多かったり。

はじめての設計をやり抜くための本 概念モデリングからアプリケーション、データベース、アーキテクチャの設計まで (エンジニア道場)

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