Windows11初期構築の備忘メモ:Scoopを使ったパッケージ管理を試す

新PCの初期構築に際し、Scoopを使ってみたので備忘メモ。

Scoopとは何か

SccopはWindows向けのCLI操作が可能なパッケージマネージャーです。*1macでいうところのHomebrewの位置づけですね。類似の製品にChocolatelyがあります。

https://scoop.sh/

scoopの基本的なコマンド

scoop --help の結果より使用頻度の高そうなものを以下にピックアップします。

更新系コマンド

  • install -> Install specific application
  • bucket -> Manage local scoop buckets.
  • update -> Update installed application(s), or scoop itself.
    • scoop update では、bucketのみが更新されるようです。Appを更新したい場合は scoop update firefox のように、引数に明示的にApp名を渡すことで更新がされます。また、installした各Appにavailableな更新があるかどうかは scoop status で確認できるようでした。

参照系コマンド

  • list -> List installed applications.
  • checkup -> Check system for pontential problems.
  • status -> Show status and check for available updates for all installed applications.
  • search -> Search for applications, which are available for installation.

工場出荷状態のWindows11にScoopを入れて、最低限必要なパッケージを導入する

以下、作業メモになります。

Sccopの導入

Powershellより、以下手順を実施。

# install
> Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser
> irm get.scoop.sh | iex

# 動作確認
> scoop --version

aria2のインストール

ダウンロードの高速化のために aria2 を入れます。詳細は以下を参照ください。

qiita.com

extras バケットの追加

scoopはデフォルト状態だと、install可能な製品が限定的です。そこで、パッケージを追加して導入可能な製品を拡張します。このパッケージのことをscoopでは bucket と呼称するようです。 extras という名称の bucket があれば一通りのツールは導入できそうでしたので、ここでは extras のみを追加します。パッケージの追加に際しては、gitが必要な様子でしたので、gitをinstall → extras bucketを追加の順に進めます。

scoop install git
scoop bucket add extras

必要なツールをあれこれinstall

これで、extras bucketが使えるようになりましたので、必要なツールを順番に入れていきます。

scoop install firefox
scoop install googlechrome

※以下については、Scoop経由で導入したところ、Windowsのタスクバー上にアイコンが表示されないことを確認したため、手動で入れなおしました。

scoop install slack
scoop install notion

sakuraエディタのinstall

sakuraエディタについては、別の bucket が必要になります。

scoop bucket add iyokan-jp https://github.com/tetradice/scoop-iyokan-jp
scoop install sakura-editor

終わりに

初めて触ったツールですが、割と好感触でした。暫く試用してみようと思います。

*1:公式ページを見ますと、"A command-line installer for Windows" とありますのでこの説明は正しくないかもしれません。

/* https://sunrise033.com/entry/hatena-blog-how-to-hierarchicalize-categories */