仕事柄、欧米のTech系のブログ記事を読む機会がしばしばあります。 今までは、DeepLを使っていたのですが、翻訳品質が高いため、 今後はChatGPT(GPT4)をメインで使っていこうと思います。
前提
2023.06.現在、ChatGPTはデフォルトでは与えられたURLの内容を取得してくれません。 そのため、WebPilotプラグインを使います。また、GPT4を使用する前提でプロンプトを作っています。
英語のブログ記事を翻訳する
30分ほど、思考錯誤してみた範囲内ですが、以下のプロンプトが比較的安定していました。
プロンプト
以下の文書を翻訳してください。作業工程とルールの出力は不要です。 # 作業工程 1.パラグラフ単位で英文を和文に置き換えてください 2.その後、章単位の構成に置き換えてください。章のタイトルには#を付与してください。 例: # Chapter1 # ルール ・要約はせず、英文を機械的に日本語に置き換えてください。 ・Atomicityなどのコンピューターサイエンスの用語は翻訳せずに、前後を**で囲み英単語として出力してください。 例: **atomicty** ・domainは専門用語ですので、「領域」と訳さずに「ドメイン」と置き換えてください。
翻訳例
原文
工夫ポイント
工夫ポイントですが、
作業工程
の指示を与えることで、各章のタイトルがマークアップされて見やすくなります。- この指示がなくても、適切にマークアップされるケースもあるのですが、記事に依存する模様
要約はせず、英文を機械的に日本語に置き換えてください。
をつけることで、文章を意訳されることをガードさせようとしてみました。(この部分を外した時に振る舞いがどの程度変わるのかは要確認)
その他の試み : パラグラフライティング的な観点で構造分解するプロンプト例
英文は日本語よりも構造が厳格ですので、以下みたいなこともできました。 文章の意味をしっかり理解したい/分析したい時に便利かもです。
プロンプト例
以下の文をtopic / detail / support sentenceに分解し、 その後、和文に置き換えてください
出力例 ※原文はこちらもReclaim unreasonable software.です。
終わりに
AIの時代になり、欧米のTech系の記事が英語苦手勢にも気軽によめるようになったのはいいことですね! 翻訳した成果物の外部ファイルへの出力ができるともっと捗る気がするので、それらしいプラグインがないか探してみようと思いました。APIの方で自作すれという話もあるかと思いますが。