メンタルモデルとは何か

読者にとってわかりやすい資料を作りたいけど、わかりやすさってなんだろう?と悩んだ経験はないでしょうか? そのような悩みを持つ人にとって有益なメンタルモデルという概念があります。メンタルモデルとは、人間がインプットされた情報を理解するために頭の中に作る「理解のモデル」です。以下にメンタルモデルについての備忘メモを記載します。

メンタルモデルとは何か

  • メンタルモデルとは、人がインプットされた情報を処理するために頭の中に作る「理解のモデル」
  • 「わかりやすい説明」とは「理解のモデルの構築コストが低い説明」と考えることができる
  • また、順番やグルーピングが適切だと、効果的にチャンクが形成されワーキングメモリへの負荷が少ない?
  • 上記のような考え方は、文章を書く際にとても有益

引用

この情報処理をスムーズに進めるために、人は頭の中にメンタルモデルを作ります。 メンタルモデルを作って、関係情報を活性化し、高速に情報を処理しようといます。 (略) 読み手に明確なメンタルモデルを作らせるためには、概略から述べることです。 (略) たとえば、「本モジュールは、A、B、Cの3つのサブモジュールで構成されている」と書き始められていれば、 読み手はメンタルモデルを作って先を理解しやくなります。 読み手はこの文を読んで、「この後は、A、B、C3つのサブモジュールをこの順に説明するな。まずはAサブモジュールだ」 と思うはずです。


文章を読むとき、読者はそこに書かれている言葉をもとにして、 心の中に概念を組み立てます。つまり、読者は言葉を通じて概念を構築するのです。 (略) 文章を読むことは、文章の流れを追うとも表現できます。 「文章の流れを追う」というのは、道を歩くことに似ています。 著者が書いた文章が道であり、文章の流れを追うのは道をたどって歩くことに相当します。

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